2013年 11月 12日

世界遺産について

カテゴリー コラム

私立小学校の受験休みの期間中に、レッスンがいくつかありました。ちょっとまとまった時間が取れるお休みは、作文にぴったり(笑)
世界遺産について考えるという壮大なテーマ、今回は白神山地の人の手の入らない広大な自然をどう保護するか、考えました。
白神山地は、核心地域と緩衝地域に分けられ、緩衝地域にのみ人の立ち入りが許されています。かなり厳しく規制されていても、落書きをしたりする輩も出て自然破壊の恐れがないとは言えません。しかし、壮大な自然と触れ合う事によって人々の心に自然への畏敬の念や環境保護への関心を高める狙いもあり、様々な森林ツアーも企画されています。現状のまま、人の立ち入りを許すか、強固に自然を維持保護するために立ち入りを禁止するか・・・。
意見文ではまず自分の意見を決めないといけません。ぱっと自分の考えだけでYESNOに飛びつくのではなく、問題文の意向を読み取り、どちらの説に立つか考えること。 どちらの説を支持してもOKなら、自分の思いは大切にしつつも、書きやすい方を選ぶ事などなど、すこしテクニックをアドバイス。 慣れない作業に戸惑っていた男子も、世界遺産の持つ意味に目を向けると自分の選ぶ説はすんなりと決まったようです。
現在の世界遺産は、981件。このうちいくつ、自分の目で見て感動を味わえるか・・。
心身共に柔軟な小中学生のうちに1つでも多く出会えるといいですね。