2013年
8月
18日
お盆休みも終わり、いよいよ明日から後半戦突入です。
私も軽井沢でリフレッシュしてきました。数日でも日常を離れるとだいぶ違いますね。残り2週間、共に頑張りましょう!
「レッスンについて」いう所から、生徒在籍校がご覧いただけるのですが…。 夏休みに通ってくれていた生徒さんから「先生、私の学校が載ってない!!」とプチ抗議を受け、あわててゴメンナサイというわけで追加と、正式名称の訂正などいたしました。10数年の間に通って下さった生徒さんもいろいろ。抜けてしまっている学校もあるかもしれません。お知らせいただければすぐに対応いたします。
私の母校でもある白百合学園の生徒さんが人数としては一番多いのですが、そのご兄弟、お友達というようにご縁が広がりました。作文に力を入れている公立小学校も多く、この夏も自由課題にも積極的に取り組んでいます。先生方のご負担も大きいですが、なるべく沢山の生徒にコンクールへの出品の機会が与えられるといいなと願っています。まだまだ暑さは続きそうです。
猛暑対策を万全にして、レッスンにいらして下さい。
2013年
8月
13日
作文レッスンでは、生徒さんと沢山話をするようにしています。場合によっては、ほとんど話をしているだけで時間が経ってしまう事もあります。でも、子供たちと話す中でどんどん本音が引き出されてくるので、この時間を私はとても大切にしています。
質問を投げかけ、時々「それはどうして?」「すっごいね~」「それで…?」次を促していくと、子供たちも記憶を掘り起し、答えもふくらんできます。ここまで出来れば、作文の構想が出来上がったようなもの。
もうだいぶ前になるのですが、こんな話をしたことがありました。 ちょうどレッスンが母の日の直前だったので、今年はどうするの?と聞いた時のこと。2年生のA子ちゃんは、ママに何をプレゼントしたらいいか、迷っていました。
「あのね、ママはバッグを欲しがっているから、バッグがいいかなあ?」
「うん、それもいいね。でもバッグは高いからA子ちゃんのお小遣いでは買えないかな。パパと一緒に探すならいいかもね」
「ううん、パパとじゃなくて、わたし一人であげたいの」
「あぁ、そっかぁ。じゃ、きれいなハンカチとか、ポーチとかどう?」
彼女のお小遣いでも買えそうなものを提案してみたのですが、どうも彼女のイメージに合わないようで、悩んでいます(笑)
「じゃ、ママの好きなものって何? 」
と聞いた私に対して、A子ちゃんはすぐに、ほんとにすぐ、何の迷いもなく答えました。
「わたし!!」
聞いた途端、一気に胸が熱くなり、涙がこぼれそうになりました。
ママの好きなもの・・・わたし! 何と幸せなことでしょう。
「だってね、ママはいつも寝る時に、A子が大好きよ・・って言うもん」
日本中で虐待だの、いじめだのニュースが渦巻く中で、こんな風に愛されていること、そしてそれをちゃんと体中で感じていること。 幸せだなあ、いいなあと思ったら、もう胸が詰まってしまいました。 感動している私を不思議そうにみていたA子ちゃんは、いい事を思いつきました。
「わたしにリボンをつけてあげるわけにはいかないから、そうだ、ママにプレゼントの箱に私が入っている絵を描いて、あとお手紙を書く!!」と言い出したのです。
その日のレッスンは2年生ならではの言葉、可愛い気持ちをいっぱいこめて、お手紙を仕上げました。
2013年
8月
12日
お問い合わせ専用の電話番号(050-3575-8793) を追加いたしました。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
2013年
8月
10日
夏休み宿題の定番といえば感想文。
あぁ感想文は苦手だ…という子供は多いのですが、本の選び方を変えるだけでだいぶ楽になってくるはず。 課題図書で書かねばならない場合を除いて、自由図書も選べるのですから。 自由図書といったら自分の好きな本。でも好きな本と、感想文が書きやすい本は違います。 感想が書きやすい本ってどうすれば見つかるのでしょうか。
結論を言えば、自分の書きやすい内容に沿った本を探す事。今の自分の気持ち、今一番関心があること、今頑張っていること、悩んでいること、何でもいいのです。それだったら書きやすいでしょう? それに沿った本を探す! これが感想文成功の第一歩です。
もう一度言いますね。最初に感想文の本を探すのではなく、書きたい事を決めること。
それから、書きたい内容に沿った本を探すのです。
こういう本を探している、こういう内容の本はないかな? もちろんパソコンで検索でもいいのですが、図書館の司書のお姉さんに聞いてみるのも早道です。あなたにぴったりの本なら、主人公に気持ちを添わせることも、同じような体験を書くことも簡単ですね。野球に夢中な子なら、野球少年が主人公の本。おじいちゃまの死を乗り越えた子なら、別れを記した本など。
写真は今年の低学年用の課題図書「わたしのいちばん、あのこの1ばん」。1番といちばんのちがい・・・・・なかなか奥が深いです。
2013年
8月
08日
週末から長期の休みで海外へ出かける方も多いでしょう。
いつもと違う体験、楽しい事がいっぱいの旅行。でも帰ってきてから子供たちに旅の様子を聞くと、案外覚えていないことが多いのです。 海で泳いだ、プールで遊んだということは覚えていても、日本との違い、新たな発見となるとはっきりと意識している子は少ないと思います。 せっかく時間も費用も沢山かけて旅行に行くのですから、しっかりと吸収して作文に残せるくらい感じ取ってきてほしいなと願っているのですが・・・。
出かける前に現地の様子や、歴史、風習の違いなど、少しでもいいので子供たちに伝えておくと、旅先での興味の持ち方がぐっと変わってきます。何も情報がない状態で突然現地に放り込まれたら、子供たちはせっかくの機会を活かすことなく、ただふわふわと楽しかった~!で終わってしまいます。
空港とホテル、ビーチだけしか印象に残らないのでは、本当にもったいないなと思います。たとえば、日本のお菓子がどんなパッケージで、どんな名前で売られているか調べてみるのも面白いですよ。身近なお菓子が、ちょっと違う顔をして売られている事に子供達もワクワクするようです。
強い光、からっとした空気、フルーツと花の混ざった匂い。英語ばかりの中でも決して負けていない関西弁。海外ならではの発見、どこにでも転がっているはずです。
子供はわかっているようでわかっていないもの。大人がちょっと手助けして興味付けをしてあげて下さい。旅の味わいがもっと深まること、間違いなしです。
2013年
8月
06日
夏休みの作文レッスンが続いています。感想文や作文の課題をかかえた子供たちがこんがりといい色に焼けて現れます。小学生が感想文によく選ぶのは動物愛護ものや戦争に関するもの。 どちらも手を付けやすいという理由からでしょうか。
今日は8月6日。広島に原爆が落とされた日です。でもそれを今きちんと知っている小中学生が少なくなったことを痛切に感じています。数年前の今日、「すみれ島」という特攻隊を取り上げた本を持って小学校4年生の女の子がレッスンに来ました。すみれ島というタイトルからは想像できないほどの悲しい話。 特攻に飛び立つ青年たちの最後の夜など、涙なくしては読めないくらいの話です。 本を読みながらちょうど今日が8月6日だということに気付いて・・
「ねぇ、今日が何の日か知ってる?」
間髪入れず、明るく返ってきた答えは「ハムの日!!」 でした。
あぁ、そうか・・。たしかに今日はハムの日だよね。でももっと大切な日なの。広島に原子爆弾が落とされた日なのよと私の知っていることを彼女に伝えました。ちょうどお昼だったのでテレビで流れる記念式典も見せました。
猛暑の中、汗もぬぐわず、頭を垂れる遺族の方々を見て4年生の子の心にも響くものがあったのでしょう。感想文にもぐっと気持ちが込められました。
戦争を伝えられる人も少なくなりました。もちろん私も祖父母や母から聞いたことがあるだけです。小学生だった母が疎開先でどんなに悲しかったか辛かったか、直に聞く事が出来たのは幸せだったと思います。どんな形でも構いません。子供たちに伝えられることは今、つないでいきたいですね。戦争を取り上げた本を選ぶ際には、保護者の方からひとこと添えてあげて下さいませ。
2013年
7月
31日
ホームページを開設しました。
笹田紀子作文教室
作文レッスンを一人でも多くの方に知って頂き、苦手意識をなくすお手伝いが出来たらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
2013年
7月
31日
小学校、中学校共に宿題として出されることが多いのですが、まず第一に本選びです。
課題図書が決まっている場合は仕方ないのですが、自由に選べる場合は、自分にあった本を選ぶ・・
それさえ出来れば、感想文はもう半分以上仕上がったといえます。
感想文とは、本のあらすじでも、おおまかな感想でもなく、自分の体験に基づいて、どう感じたか、どの部分に共感できたかをまとめるものです。
本を通して、自分を見つめなおし、考えたことを書いていくのです。
ですから、まずは書きやすい、自分の感情を入れやすい本を選んでください。
本選びもお手伝いいたします。
2013年
7月
31日
学校教育では、現在書くことにとても力を入れています。
特に、私立小学校では、毎日の日記に始まり、感想文や作文のコンクールも校内だけでなく、外部への出品も数多く行われています。
文章を書くことが好きな子どもの場合は、どんどん書く機会を増やして、その力を伸ばしていくよう指導いたします。
また、その反対に、自分からは書こうとしない子どもたちも多くいますが、その場合には、苦手意識をとることが第一の段階です。
文章を書けない、苦手だという場合には、何を書いたらいいのかわからない・・・というケースが多々あります。
毎日の日記に、同じようなことしか書けない、イベントがないから書けないというお話をお母様からよく伺います。
どんなことでもよいのです。今日のお昼に食べたもの、電車の中で見かけた人のこと、帰り道の暑かったこと・・・なんでもよいのです。
日記だから、実際にあったことしか書いていけないと思っている子どもがとても多いです。
日記は、長い文章を書くための準備と思って下さい。日記の一つのタネが、作文の素となります。
例えば、今日のおやつ。何を食べたか、その時誰と一緒だったか、どんな会話が出たか、そのおやつの味は?食感は?においは?
どんどん書くことは出てくるはずです。